灰色に劣化したウッドデッキのメンテナンス
ウッドデッキのメンテナンス方法や必要な道具について書きました。実際に検証したため、1年半もかかりましたが・・・。
無印良品のデッキパネル
私は無印良品のデッキパネルを購入しました。購入したのは2012年11月です。
このパネルのサイズは約40cm x 40cmです。木材はバラウというそうです。
話が逸れますが、手前部分が割れていたので交換してもらいました。
購入後は何も塗装せずにベランダに出しました。そして月日が経つにつれ色合いが劣化していきました。私が木材塗装を始めたのは2013年の11月です。まだその頃はウッドデッキのメンテナンスなんてさっぱりわからず、どうすることもできませんでした。
さらに月日は流れ、2014年4月。「ステインと水性ウレタンニスの塗り方」を理解した私はウッドデッキのメンテナンスにも取り組みました。
これが17カ月間ベランダに出したウッドデッキです。
表面と裏面の色がかなり違います。表面は灰色になっています。しかし裏面はほとんど変化していないように見えます。
使った塗料
私は木材の色を変えずに活かしたいため、ステインによる着色をせずにニスだけ塗る事にしました。
- 和信ペイント 水性サンディングシーラー
- 和信ペイント 水性外部用ニス
サンディングシーラーについては「ステインと水性ウレタンニスの塗り方」を参照してください。水性外部用ニスには「耐候、日焼け防止、防カビ」性能があると書かれています。
塗り方
「ステインと水性ウレタンニスの塗り方」と基本的には同じです。
- 色が変わるまで研磨する
- 120番の紙やすりで研磨する
- 240番の紙やすりで研磨する
- サンディングシーラー(2回目以降はニス)を塗る
- 120~180分放置 (私は1日放置しています)
- 400番の紙やすりで研磨する(最後は研磨せず完成)
- 少なくとも2回はニス塗装を繰り返す
色が変わるまで研磨する
この手順が最初にして最も大変な工程です。ウッドデッキは一般的に堅い木です。私のウッドデッキもかなり堅く、やすりがけしてもなかなか色が変わりませんでした。
私は電動サンダーに60番の紙やすりをつけてやすりがけしました。
やすりがけする方向はバラバラです。やすりがけが大変だとは思っていなかったので、方向を考えもしなかったのです。
一番左は、特に考えもせずやすりがけしたものです。ここまで綺麗にするのにかなり時間がかかったため、以降は比較してみることにしたのです。
二番目と三番目は電動サンダーを当て続けたものです。30秒(右上)、60秒(右下)、90秒(左上)、120秒(左下)と4パターン作ってみました。少しずつ色が変わる様子がわかります。
一番右は作業前です。
ちなみに私の使っている電動サンダーです。
サンディングシーラーとニスを塗る
ここからの写真はいずれも塗装後1日経過したものです。
色が復活しました。これまで灰色だったのが信じられませんね。
光をより反射するようになりました。
見た目はほとんど同じですが、表面が厚くなったはずです。
その後
さらに8か月後に経過を調査しました。濡れぞうきんでよく拭いて乾燥させてから撮影しました。
色が濃くなっているのがわかります。表面の状態は無塗装に比べて非常に良いと思います。よって、劣化する主な要因は日差しだと思います。
気になったのは導管が灰色になっていたことです。との粉を塗っていれば防げたかもしれません。
メンテナンスとして、400番の紙やすりで研磨し、ニスを1回塗装しました。サンディングシーラーは塗りませんでした。
8か月前の反射とそっくりです。\(^o^)/
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との粉、ステイン、水性ウレタンニスの塗り方です。サンプル画像を多く載せつつ、手順と注意点を整理しました。 - ド素人の木材塗装その2 ワトコでオイルフィニッシュ
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Raspberry Piや調光器のケース加工をするうちに、もっと身近な素材、すなわち木材でもケースが作れれば便利だと思うようになりました。また今後は家具を作ってみたいとも思っています。そんな訳でまずは木材塗装について勉強することにしました。
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